2017年11月6日月曜日

11月名古屋展示


11月18日(土)から26日(日)まで、
名古屋市栄のフーリゴシェドにて展示販売が始まります。

ピアスやペンダントを中心としたフルラインナップに近いコレクションです。
また、秋の装いにぴったりのドングリやブドウの葉をモチーフにしたブローチ等も
出品いたします。

18日初日は作家在店。雰囲気のある落ち着いたお店でゆっくりとご覧ください。

Fuligo shed 
名古屋市中区栄3-19-5 BUILD ZERO 2F
お問い合わせ 052-265-6500

2017年8月28日月曜日

鷺草ブローチ

9月9日・10日に開催される三越逸品会に初出品の、
新作のピンブローチです。
モチーフは鷺草。ランの仲間でなかなか複雑な形をしています。
細部を頭に入れ、ブローチとして美しい形へ仕上げてゆきます。
二羽の白鷺が寄り添うように飛ぶ様と、
野草のしゅっとした凛々しい雰囲気を併せ持つようなブローチに作っていきました。
花芯の細部はデフォルメしつつも、鷺草の特徴を大切に作り込んでいます。
素材はK18グリーンゴールド、K18ホワイトゴールドの2色ですっきりとした印象にし、
ところどころに施した光沢が全体を引き締めるアクセントになるよう仕上げています。


400年以上まえ。常磐姫の危急の手紙を託された白鷺。
折しもの雨に力尽き、翌年の夏 その場所から生えたという鷺草の言い伝え。
常磐姫とその思いびと頼康公。ふたり寄り添い舞うような鷺草ブローチです。





2017年8月22日火曜日

秋イベントのお知らせ

9月9日(土)10時-19時・10日(日)10時-18時半の2日間、
ホテルニューオータニ1Fメインフロアにて
三越 秋の逸品会に出品いたします。

三越の選りすぐった逸品の数々をご紹介する、秋の逸品会で
作品特集をしていただくことになりました。

期間中は作家として会場におり、
簡単な制作デモンストレーションもする予定です。

銀製のドングリブローチ
ドングリの小枝をイメージして作ってあります。
直線的な小さな枝から、おおらかな曲線で伸びる葉が出ています。
ドングリの実には細かな模様を施し、本物の実の優しい表情を作り出しています。

デザインの段階では写真下のように実が上に向くものでしたが
実際身につけたときにより、
カーブが美しく見えるよう、仕上げのぎりぎりで金具の位置を変更。
胸元にすっとなじむ秋冬ブローチに仕上がりました。

古美仕上げと白仕上げの2種類用意しております。
三越 秋の逸品会に出品いたします。

他にも金木犀のピアスや、ブドウの葉のブローチ等
秋らしいモチーフの装身具が並びます。

また、新作のピンブローチも出品予定です。
こちらもなかなかの力作なので、どうぞお楽しみに。

ご案内状を用意しておりますので、
ご連絡いただけましたら、お送りさせていただきます。
mampan@mail.bbexcite.jp

会場にて皆様にお会いできるのを楽しみにしております。 山崎航




2017年5月16日火曜日

5月イベントお知らせ

5月24日(水)から30日(火)まで
伊勢丹新宿店本館1階アクセサリープロモーション
スペースにて期間限定の展示販売が始まります。

写真の手前はアジサイの花のひとふさをイメージした
K18ピンクゴールド、K18ホワイトゴールドのピアスです。

実はアジサイ、花びらにみえるところが構造的にはガクといわれる部分。
中心のつぼみ部分が花弁になります。
立体的に組み上げた花びら状の3つのガク。
その先にはそれぞれK18グリーンゴールドの花芯がついており、
光沢を抑えた淡い色味のゴールドを引き立てています。

奥に見えるアジサイの葉は銀製のブローチです。
日本の伝統彫金で使うタガネという道具を使い、
何度も叩いたり彫ったりしながら形を作っていきます。
表面にうっすらと残るタガネの跡が、優しい銀の色味を作りだします。

最後の仕上げは虫食い穴。ひとつずつ糸鋸で切り抜いていき
軽やかな印象のブローチへと仕上げていきます。


写真のペンダントは初夏に咲く水芭蕉がモチーフです。
K18ホワイトゴールドの花弁がイエローゴールドの花芯を包み込みます。
曲線の美しいペンダントに仕上がりました。



期間中はWATARU YAMAZAKI ほとんどの
作品を展示販売する予定です。
ショーケースに並べきれないものもたくさんありますので、
どうぞお声かけいただきご覧くださいませ。







2017年2月27日月曜日

アートフェア東京出品

3月17日から19日まで
東京国際フォーラムにてアートフェア東京に出品いたします。
出品作の内、新作をいくつか。


けやきの葉のブローチは
鉄の板を何度もたたいたり、彫りくずして葉の形を作っていきます。

鉄というと硬質で、なんだか無骨なイメージを持ちますが、
作り終えてみると本当に柔らかく暖かみのある素材でした。

深みのある焦げ茶色は、古くは甲冑・茶道具にも用いられた錆付け仕上げ。
また、表面のアクセントに溶かした18金を流し仕上げています。


銀製の桜の葉ブローチは古美仕上げ。
子供の頃に読んだ白黒の絵本があり、その中から拾い上げたイメージで作りました。
鉛筆でスケッチしたような濃淡を大事に作っています。

山桜の葉のブローチはブロンズ製。
可愛らしい丸みのある葉ですが、特徴である鋸歯(ふちのぎざぎざ)がちゃんとついており
よくみると小さな虫食い穴がちらほら。
瑞々しい新緑のブローチです。

会場ではのギャラリードゥポワソンのブースより出品しています。
また期間中はブース内に立っておりますので、
お越しの際はどうぞお声かけくださいませ。